タラ号 太平洋プロジェクト 最新ニュース

© Pierre de Parscau / Fondation Tara Expéditions

5月28日(土)、タラ号は11回目の航海に旅立ちました。地球上最大の海洋を航海し、これまでにない方法でサンゴ礁の生物多様性を研究し、環境変動にどう対応するか理解を深めたいと考えています。タラ号は現在、クック島に向かっています。タラ号太平洋プロジェクトの出航から数ヶ月のハイライトを写真と映像を交えて振り返ってみましょう。

 

NHK

5月出航の際、​俳優の​西島秀俊さんをタラ号に乗せて

 

大西洋横断
太平洋へ到達するまでに30日かけて大西洋を横断。それは、タラ号海洋プロジェクトの際収集した膨大なプラクトンのデータをさらに増やす絶好のチャンスでした。海洋表面の噴霧質の採取テストも実施しました。
船員はスクーナー船の航行が順調であることを確認し、操舵室を4交代で昼夜問わず航行できるようシフトを組み、リズムある生活を送りました。

 

6月28日(火)〜 7月5日(火)、マイアミ寄港
ロリアン港出航後、タラ号が初めて寄港するのがマイアミでした。太平洋に移動する前の燃料と食料補給には欠かせない寄港でした。同時にタラ号による啓発活動にも不可欠な6日間でした。一般の方々の乗船見学、科学者たちとの意見交換、メディアとの交流。科学的な目的と並行してタラ財団は長期的海洋保護策を取るよう指導者たちに呼びかける使命も持っています。いくつもの会議の際、国連事務次長のトーマス・ガスを始め、多くの指導者を集める機会となりました。

 

パナマ運河通過
7月15日(金)、タラ号はパナマ運河を通過し、ついに太平洋プロジェクトの最初のサンゴの採取が始まりました。

 

サンゴの最初の採取
パナマのペルラス諸島、コイバ島はタラ号太平洋プロジェクトの最初の採取場所となりました。145のサンゴのコロニーから合計1,225のサンプルと42の魚が採取されました。ダイブ、写真のデータ、サンゴの採取、サンゴ周辺の海水の採取、サンプルの処理等、タラ号太平洋プロジェクトの最初の瞬間をご覧ください。

 

マルペロ島(コロンビア)
8月2日(火)〜 9日(火)、タラ号チームはサンゴの探査を一旦お休みし、マルペロ財団と太平洋の大物、ジンベイザメの研究に協力しました。そのジンベイザメは現れなかったものの、科学者たちにとってはすばらしい体験となりました。

 

赤道通過
8月18日(木)14時UTC、タラ号は9度目の赤道通過を果たしました。船乗りの間では、半球から別の半球に目に見えない線、赤道を渡り移動する際、初めて船で赤道を渡る者に洗礼の祝福を施します。

equateur

タラ号の現在地

 

タラ号、ラパ・ヌイに戻る
8月31日(水)、イースター島にタラ号は到着。花崗岩の巨人モアイ像たちへの挨拶もそこそこに過ごした1週間は、過密スケジュールに追われる滞在となりました。新たな乗組員の到着やサンゴのサンプル採取、船上見学(Rapa Nui Ocean NGOのご協力のもと)と多忙な2度目のラパ・ヌイ寄港となりました。

 

タラ号、ピトケアン諸島に係留
ピトケアン諸島のデューシー島に1週間係留している間、タラ号特派員のヤン・シャバンスはひと晩、神話に出てくるような無人島のデューシー島の唯一の住人となりました。

 

タラ号、ポリネシアのアトールへ
タラ号は、パナマ運河を通過し、コロンビアとイースター島を探査した後、9月22日(木)より1ヶ月半、ポリネシアのツアモツ諸島、ガンビエ諸島のサンゴ礁の生物多様性の重要な探査を行いました。主な目的のひとつはサンゴ礁の全体像の把握とまだ未解明の生物多様性について最初の報告書をまとめることです。

科学探査船タラ号は2017年2月に日本に来航します。日出ずる国で数多くの寄港を予定しています。