タラ号 福岡に到着 – 初の一般公開寄港

© Yoshirou Hirano / binmei.jp

プレスリリース - 2017年2月20日

厳しい天候状況の中で長い日々が続いた航行を経て、フランスの科学探査スクーナー船タラ号は19日(日)17時15分(現地時間)に福岡の港に着岸することができました。2月14日の小笠原出港以来、科学者達と乗船員達は、大荒れの海で継続的な強風に耐え、ようやく日本の最初の一般公開寄港となる九州の福岡への到着となりました。

 

Arrivee a Fukuoka Sarah Fretwell Fondation Tara Expeditions

 

タラ号にとって大きな意義をなすこの到着は、「タラ号太平洋プロジェクト」の東西にわたる最初の海洋調査の締めくくりとなります。この8ヶ月間、航行距離にして30,000kmの間に、科学者達はサンゴ礁と生態系の入念な調査を行いました。その目的は、生物多様性と豊かさ、繁殖の謎と、気候変動に対するサンゴ礁の適応を理解することです。

 

「タラ号を日本に迎えることは、私にとって大変感慨深いものがあります。」京都大学教授 緒方博之氏は語ります。「タラ号海洋プロジェクト」で2010年に日本人生物学者として初めて乗船し、プランクトンの世界の従来の認識の境界線を取り払い、50本の記事を執筆。そのうち8本が科学誌『サイエンス』誌と『ネイチャー』誌に掲載されます。「今日では、京都大学、東京大学、筑波大学、高知大学そして琉球大学がこの新たな科学の冒険に参加し、この調査は日本と琉球の海で進める研究に大いに貢献することでしょう。」

 


Special thanks to Yoshirou Hirano / binmei.jp for the images.

 

この帆船が日本に着岸し、一般公開されるのは初めてのことです。2003年にタラ号探査プロジェクトを創設したエティエンヌ・ブルゴワは言います。「タラ号太平洋プロジェクトで調査を行った30ヶ国のうちで、日本は最も長い期間となる2ヶ月間滞在する国で、9カ所の寄港地を予定しています。日本の皆さま、特に若者や子どもたちと我々活動内容を共有することが大変重要なことである考えています。海と海にまつわる問題は、新しい世代にかかわってくることではありませんか?」

 

福岡、尾道、神戸、名古屋、横浜と東京での寄港は一般公開され、乗船体験、極限の状況にも対応できるように設計された船の見学、乗船員との交流を予定しています。また過去13年の調査についての展示、ドキュメンタリー上映やセミナー、シンポジウムの開催も予定しています。私達の地球の70%を占めながらまだあまりよく知らない世界でもある海を見つめ直す機会となることでしょう。

 

お問い合わせ  タラ財団 – [日] ケイ・ナカジ – 日本広報担当 – kei@taraexpeditions.org +81-70-3612-6584